幼少期から塾に通い受験勉強を繰り返し有名大学に行こうとするのは、ひとつに優良企業に就職したいという理由があります。上場の優良企業ならば給料や退職金は高く、倒産リスクは低く、福利厚生が整っています。
名の知れた企業に就職し、定年まで勤め上げれば子の生活は安定し、親としても鼻が高い。子は高収入を得るために20歳過ぎまで努力を重ね勉強し続けます。

お金のためにどんな仕事でも続ける
最近ブラック企業、ブラックバイトなどの名称を聞くことが多くあります。これらの企業では労働に対する賃金の未払いが行われているようです。おそらくこのような職場では上司から過度の責任を負わされ、厳しい叱責が浴びせられています。そんな職場ならさっさと辞めたらいいと誰もが思うでしょう。
しかし一度就いた職を辞めるのは、自分が半人前だから、辛抱が足りない、辞めると同僚に迷惑がかかるなどの理由からなかなか辞められません。
次の就職先でも仕事を転々と替える者は辛抱強さが足りないとマイナスの評価を受けると考えてしまいます。さらに仕事を辞めれば来月からの生活が成り立たず、自己都合退職ならば3ヶ月は失業保険の基本手当もありません。自分の生活を守るためには辞めたくても容易に辞めるわけにはいきません。
そんな憂うつな状態が続けばやがて病気になるでしょう。長時間労働が続けば冷静にこの先のことを考えることも出来ません。お金のために身も心も傷つき、お金によって人生が振り回されています。

お金に振り回される
お金を基準に生活を考えると、誰でも苦労してストレスを感じる仕事は敬遠するでしょう。楽をしながらすぐに儲かる方法を選ぶかもしれません。
そこで思いつくのは宝くじやギャンブルではないでしょうか。外れるかもしれないが、必ず当たっている人がいます。次は自分の番だと勝手に思い込みます。ギャンブルはワクワクドキドキしながら結果を待ちます。ギャンブルの最中は全てを忘れ夢中になれるので幸せな時間を過ごします。
興奮という幸せな時間を過ごしながらお金儲けができるならば、ストレスを感じながら仕事をすることなど考えられません。
お金が稼げればどんな仕事でもよく、善、悪、グレーの境界がなくなります。お金を稼ぐことを優先すれば違法、合法はどうでもよくなります。自分勝手で自分の得しか考えません。
世の中ではお金持ちが勝ち組で、貧乏人が負け組みと分類されがちです。一代で財を成す人もいますが、多くはお金持ちの家に生まれたから子や孫もお金持ちになります。
そうなると貧乏な家に生まれたことやお金のない親を恨めしく思います。貧乏であることに劣等感を覚え、みじめな気分になります。お金を基準に考えると他人と比べ、ネガティブな思考に陥ります。
お金とは適度な距離感を保ち、お金第一優先の考えを捨てるのがよいでしょう。自分で稼げるだけで満足します、「足るを知る」ことでお金に振り回されなくなります。
そうなるためには他人と比較しないほうが良いでしょう。世の中のランキング、平均値をみながら自分と比較するのはやめましょう。仮に自分が平均以上であっても上がいるし、平均以下だから劣等感を感じるのは寂しいものです。
自分が感じる充実感、満足感を基準に考えると、お金は手段であり道具であると思えてきます。

お金基準の生活設計

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