keizai_hinkonsouお金というと、その量が多いか少ないかに注目が集まる。お金を多く持っている者がお金持ちであり、少ししかもっていない者が貧乏人といわれている。これはお金の持つ尺度機能によって評価されたものである。

昔からお金持ちに対するイメージはあまりよくない。何か悪いことをして儲けたか、多くの人の労働から搾取して稼いでお金持ちになったようである。まともに仕事をしているだけでは金持ちにはなれない。

一方貧しくても心清らかに正しい振る舞いをしていれば、いつか救われ幸せが訪れるようなイメージがある。

いつしか金持ちは悪人、貧乏人は善人というレッテルが張られてしまいました。世の中のほんの一握りの人が多くのお金を保有している。これは自然の道理でもあるので、ほとんどの人は貧乏人に属することになるだろう。数からいったら圧倒的に貧乏人が多いのである。

社会は多くの貧乏人によって支えられていることになる。貧乏を善としておかないと社会が治まらないかもしれない。お金の量で人生を計るとあまりにも具体的になってしまうので、幸福とか徳に置き換えると漠然として治まりやすくなる。

お金には大衆受容性があるので誰でもより多くのお金を求める。多くを望む人のうちお金の使途を持っている人は良しとしよう。使途もない人が多くのお金を持てばお金は滞留することになる。お金は人や企業間を廻ってその価値が発揮されるが、滞留することは社会にとって好ましくないことだ。

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